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2024.10.15
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パートナー向け

【開催報告】あやせパンまつり ~コーヒーと小麦と私〜 合同会社えんがわ

「アヤセしみじみ会」と「あやせパンキョーカイ」。
いずれもアヤセ未来会議から生まれたコミュニティ同士のコラボレーションが実現!
おいしいコーヒーとパン、そしてアートを起点に、地域づくりを楽しむ人々が集まるイベントが、2024年10月6日 あやセンター ぐるぐるで開催されました。
午前中11:00にイベントはスタート。家族連れやカップルが、おいしそうに並ぶサンドイッチや、ハンドドリップで淹れるコーヒーのよい香りに足を止め、開始早々にぎわいを見せていました。

アヤセ未来会議から生まれた「パンまつり」企画を実現
鶏ごぼう、チキンカツ、厚焼きキッシュ、あんバターなどのサンドイッチは、北千住にある「デリコッペ」が提供。アヤセ未来会議2期生であり、「あやせパンキョーカイ」のメンバーとして企画した佐藤さんによると、「デリコッペ」は知り合いがやっているお店だったので相談しやすかったとのこと。
アヤセ未来会議2期生である佐藤さんは、「綾瀬を“パンのまち”としてブランディングし、綾瀬の魅力を区内外に広めていきたい」との想いから「あやせパンまつり」の構想を練ってきたと言います。
「今回は、まずはやってみようと一歩を踏み出した状態。今日はデリコッペだけでしたが、他のパン屋さんも集まって、いろんなパンを楽しめるイベントに発展させていきたいですね。今回もイベントでも、オープンから早くもお客様が買ってくださって、反応は上々だったと思います」と佐藤さん。
実際に、用意したコッペパンとサンドイッチは昼過ぎにはすべて完売となっていました。

ゆるく、マイペースな交流が「長く持続させる」コツ
アヤセ未来会議から生まれたもう一つのコミュニティ「アヤセしみじみ会」を牽引するのが、合同会社えんがわの森川公介さん。
「アヤセしみじみ会」とは、まちづくりや地域コミュニティの活性化などについて語り合う場です。この場に参加したことをきっかけに、「何かをやってみたい人」や「実現したい企画を持っている人」がつながり、さまざまなスキルや経験を持つ人同士が協力しあう中から活動が生まれていると森川さんは言います。
「アヤセしみじみ会は毎回いろんな人が集まって、やってみたいことや気になっていることについて語り合う場ですが、できるだけ拘束力やルールを設けないことを大事にしています。だから、集まるメンバーが大勢のときもあるし、2人しかいないときもあります。
でもそれでいいんです。2人のときは、2人で話したり考えたりすればいい。
そうしたゆるい交流やコミュニティのあり方が、結果として参加する人のモチベーションや新しいアイデアにつながるのではないかと思っています」
今回のイベントでコーヒーをテーマにしたのも、「からまるコーヒー」や「ユーエスフーズ」といった区内に拠点を置き、コーヒーに携わる個人や企業から「こんなことがしてみたい」という話があがったことがきっかけになりました。

行く先々で「人との縁」がつながり広がる、移動式コーヒー
淹れたてのコーヒーのいい匂いに、行き交う人々も思わず足を止めます。
「フリーコーヒースタンド」と看板にある通り、コーヒーのお代は「応援代、お気持ち代」と書かれています。注文が入ってから一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーに、お代をいれるお皿にはたくさんの応援代が集まっていました。
店舗を持たず、移動式のコーヒースタンド「からまるコーヒー」を運営する倉持めいさん。「もともとはカフェをやりたかったのですが、店舗を持つのは大変そうだなと思い、いろんなイベントに自分から出向くかたちで運営しています。足立区内でもさまざまなイベントに参加しているうちに、たくさんの人とのつながりができて、そこからまた新しいイベントに声をかけていただいたり、コーヒー関連の企業さんとつながれたりして、多くの人たちの協力を得て活動を広げていくことができています」

石川県穴水町へ応援メッセージを届けよう
コーヒーを通じた新しい産地支援・社会貢献に取り組むユーエスフーズ株式会社はこのイベントで、コーヒードリップバッグにイラストやメッセージを描き、それを能登半島地震で大きな被害にみまわれた石川県穴水町に届ける、という企画を行いました。
用意されたのは、たくさんのコーヒードリップバッグ。それをキャンバスにして、足立区在住のグラフィックデザイナー下出誠さんが直筆で一点一点、想いをこめたイラストを描いていきます。参加者は、そのイラストに色を塗り、メッセージを書き込むのもよし、自分自身で思い思いのイラストを描くのもよし。
お子様と一緒にドリップバッグに色を塗っている親子連れにお話を伺うと、お母様は何とユーエスフーズの社員の方でした。
「私たちの会社はSDGsに貢献する活動を行っているのですが、私は事務を担当しているので、直接そうした取り組みに関わることはあまりありません。なので今日は、こうした活動に参加できて嬉しく思っています」と話すお母様のそばで、お子様も一生懸命にドリップバッグにカラフルな色を塗っていました。

自分が出来ることなら何でもやりたい
ユーエスフーズが提供するドリップバッグにイラストを描くのは、足立区SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業推進ロゴを手掛けた、グラフィックデザイナー下出誠さんです。
「私は足立区在住ですが、出身は石川県なんです。だからこのイベントのお話を聞いたとき、自分が出来ることなら何でもやりたいと思い、協力を申し出ました。私自身も2024年1月1日の地震を石川県で経験しています。そんな自分が想いをこめてイラストやメッセージを描くことで、能登の人々に伝わることがあるのではないかと思っています」と話す下出さん。
下出さんとユーエスフーズの共創が生まれたのもまた、「アヤセしみじみ会」でした。
ユーエスフーズのイベント担当を務める岡崎有里子さんは、その時のことを振り返ります。
「復興にむけて大変な中で少しでもほっとしていただけたら、との想いから、コーヒーのドリップバッグを能登に届けたいという企画は決まっていました。
でも単にドリップバッグをお届けするだけでいいのかと悩んでいたところ、ドリップバッグに応援メッセージやイラストを描くアイデアが出てきて、さらに下出さんがそのイラストを描いてくださることになったんです」

足立区は人情に厚くて、住みやすいまち
イベントに参加した人にも話を伺いました。
結婚を機に足立区へ転入し、20年ちかく足立区に住んでいるという男性は「足立区に住みはじめる前は、治安が悪いというイメージを漠然と持っていました。
けれども実際には、住みはじめてもう随分と長くなりますが危ない目に遭ったことは一度もありませんし、それどころかとても住みやすいです。公園が多くて、買い物も便利ですし、子育てもしやすいですね。悪いイメージを持っている人は、足立区のことを知らないんだと思います。足立区の魅力がもっと多くの人に伝わっていくといいですね」と語ってくれました。
もう一人、生まれも育ちも足立区という女性は、足立区の魅力を「人」だと言います。
「小さい頃から、近所のおじさんおばさんがお世話してくれたり話し相手になってくれたり、人情に厚い人がたくさんいるところが足立区のよいところです。今日みたいなイベントが増えれば、新たに足立区に住み始めた人とも交流できるからとてもいいですね」と笑顔を見せました。

まちづくりやSDGsを起点にして、企業・団体・個人を問わず、想いを持つ人と人がつながることから新しい共創プロジェクトやコラボレーションイベントが生まれ、そこにまたいろいろな人が集い、新たな出会いやつながりが生まれていく。それはまさに「あだちSDGsパートナー制度」が目指すことに他なりません。「あだちSDGsパートナー制度」では、あやセンター ぐるぐるで開催する企画の支援を行っています。自分たちの活動をもっと知ってもらいたい、考案中のプロジェクトを実現させるために仲間や協力を募りたい、といったパートナー企業・団体の方がいらっしゃいましたら、ぜひ運営事務局のYUIDEAまでご連絡ください。

※「あだちSDGsパートナー」企画ご応募受付中! お問い合わせ・受付は下記のメールへどうぞ。
株式会社 YUIDEA(ユイディア) 内藤・ 吉田 宛
adachi_sdgs@yuidea.co.jp

※「あだちSDGsパートナー」募集中! 詳しくは下記のリンクへ。
足立区SDGs未来都市特設サイト https://www.adachi-sdgs.jp/partners/