向けたアクション
小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。
自分らしく生きるためにセカンドライフの可能性を広げ安心できる居場所をつくりたい
「あやセンター ぐるぐる」でお話を伺いました
第1回目となるセミナーの告知チラシデザインもご自身で行っています
アラフィフ女性が自分らしく生きるために、問題解決や気づきのサポートを行う「ライフコーチ」の小谷野さん。自身と同年代の女性たちが豊かなセカンドライフを送れるよう力を尽くしています。何歳になっても自分の可能性を諦めてほしくないと語る小谷野さんに、活動への思いや今後の展望について伺いました。
PROFILE
“わたしに似合う人生を探す”ライフコーチ
これまで、アラフィフ世代を対象に、自分の考えや悩みを言語化し共有できるイベントを開催してきた小谷野さん。ライフコーチとして、同世代の女性が自由に話し合い、自己理解を深める場を提供しています。セミナーや座談会を通じて、参加者が未来の可能性に目を向け、人生に真剣に向き合えるようサポートしています。
- 小谷野奈美さん
- 足立区在住。“わたしに似合う人生を探す”を掲げライフコーチとして活動。
“わたしに似合う人生を探す”ライフコーチ
「あやセンター ぐるぐる」で見つけた、これからの可能性
シングルマザーとして2人の子どもを育ててきた小谷野さん。離婚を機に女性が子育てをしながら社会で活躍する難しさや、繊細な気質が邪魔をして生きづらさや苦しさを感じていました。そんな時にライフコーチングに出会い、自分らしく自分のための人生を幸せに歩む方法や、生きづらさの原因を学び、同じ世代の生きづらさを抱える女性や理想と現実のギャップに悩みながら人生を歩んでいる女性のサポートをしたいと考え、ライフコーチとして活動を開始。インターネット上の活動を経て、「あやセンター ぐるぐる」(※1)の扉を叩きます。そして、スタッフの協力も得つつ、2024年2月に初めて対面でのイベントを実現させました。
イベントでは、セミナーや座談会を通して生きづらさの原因を整理し、自分の理想の未来を生きるためのマインド作りを目指します。根底にあるのは「自分の生き方を自分で選べる人を増やしたい」という思いです。特にアラフィフの女性は、年齢や環境、他人の価値観に影響され、無意識に自分の人生の可能性を制限しがちだと小谷野さんは考えています。悩みや思い込みを共有し、アドバイスを交わし合う参加者たちを見て、「近い境遇の人と話すことで悩みを客観視し、前向きになれる場を求めている人は多いはず」と語ります。
小谷野さんは、2024年夏に発足したぐるぐる向上委員会の活動にも参加しています。ぐるぐる向上委員会とは、過去に「あやセンター ぐるぐる」でイベントを開催した人々が集まり、新たなアクションを推進する委員会です。現在は、2025年春のマルシェイベントに向けて準備を進めていて、メンバーそれぞれが掲げるテーマは異なるものの、向上心を持つ者同士が刺激し合い、新たなつながりが生まれる場にもなっているのだとか。小谷野さん自身はそこで、自分と同じように人と人のつながりの場所づくりを掲げて活動している方に出会い、コラボイベントの計画も進行中だそうです。
今後の目標は、同世代の女性が一人でも多く「わたしに似合う人生」を見つけ、輝くことができるような居場所を作ること。そんな小谷野さんにとっての居場所は、まさに自身の挑戦を後押ししてくれた「あやセンター ぐるぐる」です。足立区の“やってみたい”が集まる場所から生まれた挑戦は、今までも、これからも、新たな可能性をつなぎ続けています。
(※1)あやセンター ぐるぐる……2023年に綾瀬駅西口高架下にオープンした、「やってみたいを、やってみる」をコンセプトにさまざまな人や活動が集まるコミュニティ・スペース。
関連するSDGsゴール
Words for the Next!
未来の足立を見据える小谷野さんの語録
ライター
足立区の魅力はどんなところだと思いますか?
小谷野さん
生活の利便性が高く、まち全体にほっとする温かみがあるところです。ウォーキングが好きなので、公園が広くて緑がたくさんあるところも気に入っています。
ライター
これからの足立区に期待することがあれば教えてください。
小谷野さん
足立区は子育て世代の女性が多いエリアですよね。現区長も女性なので、女性ならではの視点を取り入れていただきながら、子育て中の女性やシングルマザーがより住みやすい地域になればいいなと期待しています。
ライター
今後の活動の目標や展望はありますか?
小谷野さん
自分が主体のコミュニティを作りたいと思っています。「アヤセ未来会議」での活動を機に、いろんな境遇の人が集まり、同じ目標に向かって一つのものを創り上げていく楽しさに気づいたんです。
なのでわたし自身の活動の先にも、同じ志を持った仲間で、お互いの得意不得意を補い合いながら、理想の未来(セカンドライフ)を応援し合い、人と人とのつながりを感じられるチームを作れたらいいなと思っています。そして同世代の女性が輝ける場所づくりも目指していきたいと思います。