向けたアクション
小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。
生活者目線でまちの話題を発掘し読者と共有しながら発展する竹の塚の新しい情報発信基地
取材ノートには自分の足で稼いだ情報がびっしり
竹ノ塚の風景を切り取る、愛用のデジカメ
頻繁にサイトが更新され、いつも新鮮でワクワクする記事が並びます
2023年11月、竹の塚のローカル情報を伝えるサイト「竹の塚情報局たけトピ」が誕生し、開設からわずか1年間で65万ページビューを達成。このサイトを運営する高橋さんに、地域密着型メディアを始めたきっかけや、活動から広がった人々の輪についてお話を伺いました。
PROFILE
竹の塚情報局たけトピ
高橋直子さんが編集長として運営する「竹の塚情報局たけトピ」は、竹の塚のグルメスポット紹介や閉店・開店情報、イベントの体験レポートなど、地域に特化した話題を網羅する情報サイトです。「近すぎて知らなかった、私の街の情報サイト」をコンセプトに、住民ならではの視点で地元の魅力を収集し、インターネットやSNSを通じて日々発信しています。
竹の塚情報局たけトピ
https://takenotsuka-topic.com/
- 高橋直子さん
- 竹の塚情報局たけトピ 編集長
竹の塚情報局たけトピ
竹の塚の、竹の塚による、竹の塚のためのサイト
結婚を機に竹の塚で暮らし始めた高橋さんは、出産後、それまで勤めていた会社を退職し独立。育児と仕事の両立を模索しながら動画配信やブログ執筆を続けた結果、ニュースサイト運営会社の目に留まり、ウェブライターとして活躍するようになりました。「たけトピ」を立ち上げたきっかけは「子どもを竹の塚のお祭りに連れて行きたいけれど、どこでやっているかわからない」という素朴な疑問です。もともと情報発信が好きだった高橋さんは、身近な地域の話題が集まるサイトがあれば便利だと考え、「たけトピ」を始めました。以来、取材から執筆、撮影、編集までをマルチにこなし、サイトを運営しています。
規模の大小や公営・私営にかかわらず、生活者にとって有益なトピックを取り上げるのが「たけトピ」の方針です。近隣に商業施設がオープンすると耳にした際には、求人情報からテナントを特定し、いち早く新規開店情報を発表して注目を集めました。また、公園特集では、竹の塚第一公園から第九公園までを自転車で巡り、それぞれの遊具や利用者層の特徴を紹介。長年地元に住む読者からも「初めて知った」といった反響が寄せられました。
「たけトピ」ではオリジナルカレンダーの制作にも取り組んでいます。イラストは竹の塚出身のアーティストが「地元の力になりたい」と名乗り出てくれたことで実現しました。1月は竹塚神社の初詣、7月は商店街の七夕と、地域に馴染みのある風景が、温かいタッチで描かれています。こうして完成したカレンダーはネットショップでの販売に加え、住民からの熱いリクエストに応えて、竹ノ塚駅前の本屋の店頭にも並びました。
一人で始めたサイトが、いつしかユーザーと共に作り上げるメディアに成長したと高橋さんは振り返ります。高橋さんのもとには「近所に新しいお店ができています」「企画のアイデアが浮かびました」など、読者からのメッセージが次々と届くようになりました。竹の塚を愛する人たちのエネルギーが「たけトピ」に集結し、これからも毎日の暮らしを楽しく盛り上げてくれそうです。
関連するSDGsゴール
Words for the Next!
未来の足立を見据える「竹の塚情報局たけトピ」高橋さんの語録
ライター
読者限定クーポンや新店情報など、「たけトピ」には地域住民にとって役立つ内容が満載ですね。
高橋さん
とにかく今は、地元の人にとってためになることを追求しながら走り続けています。生活している人が気になるようなネタを、ユーザーの声を参考に掲載してきました。
ライター
飲食店や行事の情報は、竹の塚で暮らしている住民はもちろん、竹の塚への引っ越しを検討している方も活用できますね。今後、増やしていきたいジャンルはありますか?
高橋さん
例えば、子育て家庭向けや障がいを持つ方向けなど、ライフスタイル別のカテゴリーを充実させていきたいです。サイトを介して人々の結びつきが強くなれば、防災インフラの役割も担えるかもしれません。
ライター
実際に住んでいるからこそひらめくアイデアが、たくさんありそうです。
高橋さん
足立区では「ワケあり区、足立区。」をキャッチコピーに区の魅力(=ワケ)をアピールしています。竹の塚エリアに限っても、知られざる魅力が尽きません。そうした特長を可視化し、広めていけたら。「たけトピ」にできることは、まだまだあると感じています。