足立区の未来
向けたアクション

小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。

2024.10.10
レポート

リサイクル事業を通じて地域へ発信する「住み続けられるまち」への意識

3世代が揃う和気あいあいとした職場

回収したごみを資源として利用するための中間処理を行っています

新井商店の理念とともに区内を走るトラック

新井商店の魅力は「人のよさ」と語る渡邉さん

足立区北加平町に統括本部と営業所を構える新井商店。粗大ごみの受け入れや集積所の古紙回収といった足立区の清掃行政に貢献し、区民の生活を陰ながら支えています。回収推進部部長の渡邉さんに、地域に根付いた企業ならではのSDGsへ向けた取り組みについてお話を伺いました。

PROFILE

株式会社新井商店

関東圏でリサイクル事業を広く手掛けている新井商店グループのうち、主に古紙リサイクルや資源ごみ回収を請け負っている株式会社新井商店。綾瀬営業所を設立して以来50年、足立の地でリサイクル事業に従事してきました。2024年6月にはあだちSDGsパートナーにも認定されています。

株式会社新井商店
https://arai-shoten-group.com/

渡邉克知さん
株式会社新井商店統括本部回収推進部部長

株式会社新井商店

長所を見つめ直し、地域密着で進めるSDGs

あだちSDGsパートナーに認定される以前から、新井商店ではSDGs推進のための委員会が組織されていました。どのような形でSDGsに貢献できるのか、社内事業の中から今できていること・これからやりたいことを洗い出していく中で、実は古紙リサイクルや資源ごみ回収といったメイン事業そのものが、SDGs の12番目のゴールである「つくる責任 つかう責任」に貢献しているのだと気づいたそうです。以来、社内のSDGsに対する士気はますます高まり、若手社員を中心に活発な意見が飛び交うようになりました。

「つくる責任 つかう責任」に貢献するのはもちろんのこと、最も注力するSDGs のゴールとして新井商店が掲げているのは、11番目の「住み続けられるまちづくりを」。足立区に関わりの深いリサイクル業者として積極的にイベントへ参加し、区民一人ひとりにリサイクルの意識やノウハウを伝授することが、住みやすいまちづくりにつながるのではないかと考えています。まずは2024年7月に開催された「あだちSDGsパートナーMeeting」に参加。社内では『親子で学ぶSDGs』という子ども向けの本を課題図書にして感想文を募ったところ、家族で話し合いながらSDGsについて学ぶことができたという社員からの声も寄せられました。

そして、2024年11月に東綾瀬公園で開催される  「ぐるぐる博」では、イベント会場に設置するゴミステーションのプロデュースを予定しています。食事などで必ず出るごみを資源につなげつつ、区民の方々にごみの正しい分別方法について声掛けをするのだとか。イベント参加者の方たちに新井商店の事業内容や資源リサイクルについて、より詳しく知ってもらうきっかけになればと渡邉さんは話します。

長年足立区のインフラを支え、20代から70代まで幅広い年代・個性豊かな面々が働く新井商店だからこそ、地域密着型のアイデアが次々と生まれます。これからもリサイクル事業を通じて、資源の未来だけでなく、足立区のまちと人々の未来をつないでいきます。

関連するSDGsゴール

目標8
目標11
目標12

Words for the Next!

未来の足立を見据える「新井商店」渡邉さんの語録

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ライター

長らく足立区の統括本部にお勤めとのことですが、足立区の魅力はどんなところでしょうか?

渡邉さん

人がいいところですかね。ちょっと口調が荒かったとしても、言っていることはすごく優しかったり。実際に触れてみると、思いやりのある人ばかりだなと思います。

ライター

人がいい、というのは新井商店の魅力にも共通する部分ですね。そんな人たちがたくさんいらっしゃる足立区は、今後どうなっていくと思いますか?

渡邉さん

一流になっていくと思います。

ライター

一流とは、どういう意味でしょうか?

渡邉さん

今、足立区内のそれぞれの地域の方々が連携して、街をより良くしていこうと活動をしています。生き生きと楽しそうに行動を起こす、そんな姿を見て育った子どもたちが大人になったとき、足立区はさらに良い環境の街になっていくのだろうなと思うんです。

ライター

最後に、今後の目標をお聞かせください。

渡邉さん

そうですね。目標としては「リサイクルや環境といったら新井商店」というように地域の方々に認識していただけたら嬉しいです。そして、我が社で働きたいと多くの人に志望してもらえるような会社に成長していきたいですね。