足立区の未来
向けたアクション

日常をさらに豊かにするための工夫を、
SDGsと絡めながらご紹介します。

2023.12.07
コラム

心も体も癒せる優れもの!ハーブで始めるのびのび健康ライフ

今年も残り1ヶ月。1年間の疲れが溜まってヘトヘトな方も多いのではないでしょうか。そんな時こそ万能植物ハーブの出番。ハーブとともに過ごす安らぎのある生活で、溜まった疲れを吹き飛ばしましょう!見てよし、香りよし、食べてもよし。一度で三度楽しめるハーブの魅力をご紹介します。

【1】日常にハーブをひとつまみ 毎日をゆったりと過ごすヒントをご紹介
 


 日々の勉強や仕事に追われ、心身ともに疲れが溜まっていくストレス社会。そんな毎日を快適に過ごすヒントこそが「ハーブ」です。皆さんは、ハーブとはどんな植物かご存じでしょうか?カモミールやミントなどが有名ですが、一般的には「香りを持っていて、私たち人間の生活に役立つ植物」とされています。その種類はなんと1万以上もあり、それぞれに特有の効能があります。

 ハーブの効果を活用するために、まずはハーブの緑を見つめてみましょう。目の疲労回復効果のほか、リラックス効果が得られます。作業のスキマ時間に眺めてみてくださいね。

 次に、ハーブの香りを楽しみましょう。甘い香りで気持ちを落ち着かせたり、爽やかな香りで集中力を高めたりと、香りによって効能が異なります。直接嗅ぐのも良いですし、市販のアロマオイルを活用するのもおすすめです。ハーブを布の袋で包んだ「サシェ」(香り袋)を鞄の中に入れておけば、外出先でも楽しめます。

 目と鼻で楽しんだ後は、ハーブを味わってみましょう。料理にさっとパセリやバジルをふりかけても良いですし、一つかみ分のハーブを熱湯で蒸らしてハーブティーにしても良いですね。むくみの改善に効くものや殺菌効果があるものなど、ハーブの種類によって多様な効果があります。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合わせて取り入れてみてください。


【2】お気に入りのハーブが見つかるかも!?足立区の「ハーブスポット」に行ってみよう



 さっそくハーブを日常に取り入れようと思っても、その香りや効果はさまざまであり、どの品種を選べばよいか迷ってしまいますよね。そんな時は実際にハーブを見に行って、お気に入りのハーブを探してみましょう!足立区にいながらハーブと直接触れ合えるスポットをご紹介します。 

 まずご紹介するのは都市農業公園です。公園内にあるハーブ園では、ハーブの豊かな緑や、爽やかな香りを楽しむことができます。ハーブ園を満喫した後は、公園内のレストランでハーブティーを飲んで歩き疲れた体をリフレッシュ!このほかにも、都市農業公園ではハーブについて学ぶことができる「ハーブ教室」「ハーブミニ講座」や、実際にハーブを持ち帰ることができる「ハーブ摘み取り体験」など多種多様なイベントが不定期で開催されています。公園内には植物に詳しい職員が常駐していますので、気になることは何でも相談してみてくださいね。お気に入りのハーブがきっと見つかりますよ。

 続いてご紹介するのは足立区本庁舎の屋上に広がるエコガーデン。「花ざかりの庭」「やすらぎの庭」をコンセプトに広がる屋上庭園では、オリーブやラベンダーなどのハーブを始め、さまざまな花が咲き乱れます。見晴らしの良い景色とともに植物鑑賞を楽しむことができますよ。区役所開庁時間であれば一般公開されていますので、区役所に立ち寄る際は、ぜひ覗いてみてください。
 

【3】無農薬ハーブと過ごすフレッシュな日々 あなたも自宅で始めてみませんか?



 実際にハーブに触れてみて、興味のあるハーブが見つかったら、自宅で育ててみませんか?植物栽培には春のイメージがありますが、耐寒性が強いラベンダーやローズマリーなどは、ちょうど今月(12月)からでも育成を始めることができます。(※)
※中には寒さに弱い品種もあるので、育てる際にはよくお確かめください。

 ハーブには、「無農薬」でもすくすくと育つ品種が多いのも魅力の一つ。園芸初心者が気軽に始められるだけでなく、農薬使用による土壌破壊の心配もないため、生物多様性の維持に貢献することもできます。

 足立区の無農薬栽培の取り組みとして、「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマに運営されている都市農業公園では、農薬を一切使用しない「『手植え』で『田植え』体験」が開催されています。昔さながらの田植え体験を通じて、農薬を使用している田んぼでは出会えないような生物に出会うことができますよ。このほかにも、無農薬・無化学肥料で栽培された野菜をふんだんに使用した料理を楽しめるレストランもありますので、ぜひ訪れてみてくださいね。

 無農薬でも栽培しやすいハーブを日常に取り入れて、心身ともに健康的な生活を送ることはSDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」達成への第一歩。また、無農薬でハーブを育てて土壌の持続可能性を広げることはSDGsゴール15「陸の豊かさも守ろう」にもつながりますし、植物を育てることはSDGsゴール13「気候変動に具体的な対策を」の達成にも一歩近づきます。忙しい毎日にほっと一息つくことができる、心地よい生活をあなたも始めてみませんか?

<参考>
都市農業公園
足立観光ネット『「香りを愛でるハーブ園」でひとり「ハーブを愛でる会」を開催してみた』
足立区産の無農薬米を育てよう

関連するSDGsゴール

目標3
目標13
目標15