向けたアクション
小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。
生産者から消費者までみんなが笑顔になる「COFFEE TOWN ADACHI」を築きたい
画面右からユーエスフーズ代表の杉本さん、えがお担当の植松さん、岡崎さん、リーダーの高橋さん
焙煎前の生豆
看板商品の「プレミアムショコラ」はチョコレートのような甘味が特徴
オブリガード!(ありがとう)と、ユーエスフーズ社に届いた幼稚園改修プロジェクトへのお礼状
「コーヒーがつなぐ素敵な出会いを次の世代に」をモットーに、生豆を海外の生産者から全国の自家焙煎店へ届けるユーエスフーズ株式会社の皆さん。美味しいコーヒーがつなぐ街、足立区を目指す未来へのアクションについてお話を伺いました。
PROFILE
ユーエスフーズ株式会社
生産者から消費者までのサステイナブルな笑顔を作ることをミッションに、近年では生産地の水や資源などを育む環境課題にも問題意識を高めているユーエスフーズ株式会社さん。課題の本質は何かを考え続け、社会貢献を目指し「えがおforザ プラネット」サイトを立ち上げました。生豆の主要生産国ブラジルでの幼稚園改修など、生産者とともに成長するための支援活動「えがおプロジェクト」にも取り組まれています。
えがおforザ プラネット
https://www.egao-fortheplanet.com/
- 植松 奈々恵さん
- 足立区勤務歴2年 えがお担当
- 岡崎 有里子さん
- 足立区在住26年 えがお担当
- 高橋 俊一さん
- 足立区在住40年 CQI認定 Qアラビカグレーダー/J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター1級
ユーエスフーズ株式会社
「コーヒーのみらい」を明るく照らす環境づくりを
経営理念は「ともに考え、ともに働き、ともに栄えよう」……コーヒーを介して、世界各地の生産者、国内の多くの自家焙煎店とのつながりを大切にするユーエスフーズ株式会社の皆さん。
「地球温暖化でコーヒーの木の栽培適地が減っているんです(高橋さん)」
生活に困った生産者が周辺の木を伐採。木材販売で収入を補い、農園がはげ山になってしまったグアテマラ パレンシア地区の事例を知り、SDGsという言葉が浸透する前から環境問題を自分ごとの課題として捉えています。
この課題を何とかしたい!そんな気持ちから発足した「えがおプロジェクト」が、ブラジルの幼稚園改修に関わるきっかけは、自社の看板商品「プレミアムショコラ」の提供に携わるサンコーヒー社から共同寄付の依頼がきたこと。コーヒー豆の生産を支える、多くの労働者のお子さんを預かるサントアントニオドアンパロの幼稚園の改修は、働く人の環境をととのえるためにも重要なミッションであると考えました。
「ただお金を寄付するだけの活動にはしたくなかったんです。子どもたちと一緒に、コーヒーが生み出す喜びを身近に感じられる活動を考えました。そこから、幼稚園に通う子どもたちの手形でコーヒーの木に花を咲かせるオリジナル麻袋を制作するアイデアが生まれたんです。」と語る高橋さん。農園では後継者不足の問題も深刻な課題のひとつ。子どもたちと明るい「コーヒーのみらい」を築くきっかけのひとつになれば、との願いも込められています。
今後もコーヒーに関わるすべての人を笑顔にするため、えがおforザ プラネットでは「えがおプロジェクト」を通し、国内外を問わずコーヒーを安定して供給できる明るい未来を構築中です。
関連するSDGsゴール
Words for the Next!
未来の足立を見据える「ユーエスフーズ株式会社」の皆さんの語録
ライター
足立区の好きなところを教えてください。
高橋さん
人と人とのつながりのあたたかさですね。昔は治安の面で悲観し、足立区出身と自信を持って言えない時期もありましたが、今は住環境もよくなり、昔からの友人や地域のつながりなど、下町っぽい良さにも魅力を感じています。
岡崎さん
足立区は昔ながらの銭湯も多く、地元のおばあちゃんたちも「シャンプーここだよ、石鹸はある?」って優しく声をかけてくれるんです。商店街も活気があって、大学も増えて学生さんたちの姿も多くみられます。世代を問わない交流があるところもいいですよね。
植松さん
古い家を改装した古民家カフェも素敵なんですよ。昔からの文化を大切にしつつ、新しいアイデアを受容する懐の深さも感じます。
ライター
新旧のいいとこどり、ですね。今後はどんなアクションを?
高橋さん
足立区には生豆を扱うユーエスフーズ当社、焙煎機を作る会社、自家焙煎珈琲店と、コーヒーに関わる一連の企業が揃っているんです。今後は足立区の方たちと、一緒にコーヒーを楽しめるような「COFFEE TOWN ADACHI」を築いていけたらいいな、と考えています。
岡崎さん
もっと多くの皆さんにおいしいコーヒーを飲んでもらいたいし、親しんでもらいたいです。先日、6月に開催された「しょうぶまつり」に参加し、東綾瀬公園のハト広場で「子どもバリスタ体験」のスタッフとして関わることができました。今後も地域イベントに参加し、コーヒーでつながりの輪を広げていきたいですね。
植松さん
豆の種類や乾燥の仕方、焙煎方法、淹れ方などでコーヒーの味わいは無限に広がります。足立区の皆さんはもちろん、コーヒーに関わるすべての人々と一緒に「COFFEE TOWN ADACHI」を目標に活動し、このコーヒーのおいしさを知っていただけたらうれしいです。