向けたアクション
日常をさらに豊かにするための工夫を、
SDGsと絡めながらご紹介します。
【足立区で始める野菜ライフ 入門編】目指そう!エネルギッシュな自分
食生活の変化に伴って現代人の野菜不足が深刻化する昨今、あなたはしっかり野菜を摂取できていますか?野菜不足な方もご安心あれ、今日から実践したくなる、「足立区で始める野菜ライフ」をご紹介します!
【1】野菜、しっかり食べていますか?意外と知られていない野菜のチカラ
「350g」。大人の両手いっぱいに乗るくらいの生野菜の量が、国の推奨する1日あたりの野菜摂取量です。しかし、2019年に日本人を対象に実施された調査では、この基準をクリアできている人はなんと全体の3割未満だと判明しました。国民の1日の野菜摂取量の平均値は約280gで、あと70gを追加で摂取したいところです。
さて、一般に「野菜は健康に良い」と言われていますが、皆さんは野菜の持つ力をどこまで詳しく知っていますか?足立区で最も多く生産されている農作物、「小松菜」を例に見てみましょう。小松菜はカロテンやビタミンCという栄養素を含み、免疫力を高めて風邪をひきにくい体をつくるほか、若々しい肌を維持するためにも欠かせません。カルシウムや食物繊維も豊富で、骨や歯の強化や、お通じの改善も期待できます。
どれも人間の体の機能を正常に保つために必要ですが、体内で作り出すことがほとんどできないため、野菜から摂取する必要があるのです。このように、エネルギッシュな自分になるために欠かせない「野菜のチカラ」。では、どうすれば野菜をもっと食べられるようになるのでしょうか?さっそく、足立区で始める「野菜ライフ」の工夫をご紹介します!
【2】あなたの背中を「ちょい」押し!足立はおいしい野菜の街
まずは、「なかなか自分で料理をしない……」という人向けのおすすめスポットが、「ベジタベライフ協力店」です。野菜を販売している店や、野菜をしっかり食べられる店が登録されており、その数なんと800以上。一部店舗では朝から野菜を食べられる「ベジタベモーニング」の提供も行っているので、早起きした日の自分へのご褒美としてもおすすめですよ。
料理が得意な人向けには、区に17か所ある農産物直売所がイチオシ!JAや個人農家で販売されている地元の野菜は、新鮮で安価な野菜が勢ぞろい。経済面でも健康面でも一石二鳥なうえに、地産地消にも貢献できます。調理方法に困ったら、足立区の公式ホームページで紹介している「早うま!かんたんベジレシピ」がおすすめ。管理栄養士がおすすめする、野菜をたっぷりとれるメニューが600近く紹介されています。「レンジだけでできる」「10分以内でできる」「100円以内でできる」など、目的に沿ったメニューも検索できるので便利ですよ。栄養士おすすめのレシピを教えてくれる、足立区メール配信サービスの「A-メール」に登録するのもいいですね。
さらに足立区では、毎年6月の食育月間に、「ちょい増し野菜」を合言葉としてキャンペーンを開催。先月行われた2023年の食育月間では、飲食店で野菜がちょい増しサービスされた「ちょい得ベジメニュー」の提供のほか、青果店のプロによる野菜の選び方講座などが行われました。こうしたキャンペーンに参加してみるのも、手軽な野菜ライフへの第一歩です。
【3】昨日よりちょっとおいしい日常へ。あたらしい趣味、「農業」を始めよう!
これまで野菜を「食べる」工夫を複数紹介してきましたが、自然豊かな足立区の土地を活かして、今度は「育てる」ステップに挑戦してみませんか。ぜひおすすめしたいのが、区民農園の貸し出し事業です。くわやシャベルなどの農具の貸し出しのほか、水道設備の用意もされているので、新たな趣味としてもチャレンジしやすいはず。
収穫した野菜は、「早うま!かんたんベジレシピ」で料理しておいしくいただきましょう。みんなで、「みんなでワイワイ!」カテゴリーのメニューを作り、野菜パーティーをしてみるのはいかがでしょうか?自分で手間暇をかけて作った野菜は、おいしさ格別!達成感もあり、身も心も満たされること間違いなしです。ちょっと自慢できる趣味になりそうですね。次回の区民農園の貸し出し募集は、一部農園では2023年10月から開始予定です(※2023年7月現在)。足立区の公式ホームページの情報をチェックしてみてくださいね。
さて、いかがでしたか?野菜をしっかりと食べることはSDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」につながります。また、「足立区緑の基本計画」や「あだち都市農業振興プラン」で掲げられている、都市と調和した持続的な農業に携わることでSDGsゴール15「陸の豊かさも守ろう」の達成にもつながるでしょう。野菜は、私たちの身体を健康に保ち、エネルギッシュな人生を過ごすために不可欠なもの。食卓だけではなく、日常全体に彩りがもたらされるはずです!ぜひ、ご紹介した工夫を今日から実践してみてくださいね。
<参考>
・東京都産業労働局「東京農業のすがた(2022年3月)」
・厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要(2019年5月)」
・足立区「早うま!かんたんベジレシピ」
・足立区「【野菜を食べるならこちらへ!】あだち ベジタベライフ協力店」
・足立区「区民農園の貸し出しについて」
・足立区「足立区緑の基本計画について」
・足立区「第二次あだち都市農業振興プラン」