足立区の未来
向けたアクション

小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。

2023.03.23
レポート

一人ひとりが自由に自分を表現できる街へ。綾瀬インプロ部

2月26日日曜日、第1クールの最終回を迎えたアヤセ未来会議。会議開始前の時間に、綾瀬インプロ部の皆さんがインタビューに応じてくれました。キーワードとなるのは、「自由に自己表現ができる街」。皆さんが描く綾瀬の未来を覗いてみました。

PROFILE

綾瀬インプロ部[あだち✕SDGsパートナー]

第3回アヤセ未来会議で結成された、綾瀬インプロ部の皆さん。3人とも区外出身で、足立区に暮らしの拠点を移してきました。文化やイベントを通じて綾瀬の街を盛り上げるべく、インプロ部を結成。綾瀬をカルチャーにあふれる街を目指して、検討を重ねています。

橋本 一豊さん
足立区に事業所を構えて12年、住まいを構えて10年
くぼ あやこさん
12年前から家族で足立区へ
國嶋 杏奈さん
2年前、結婚を機に足立区へ

綾瀬インプロ部[あだち✕SDGsパートナー]

「一人ひとりが、自分の意見を安心して表現できる街にしたい」

3人の活動の根底にあるのは、この思いです。さて、「インプロ」という言葉を聞いたことはありますか?インプロとは、「即興」を意味する
“Improvisation”の略称で、即興で行うパフォーマンスのこと。発想力やコミュニケーション能力、チームビルディング力を養うグループワークとして、企業の研修などでも取り入れられています。

インプロでは、相手の名前や年齢、職業がわからない状態でチームを作り、与えられるお題について即興でパフォーマンスを組み立てていきます。限られた時間の中の“即興”のため、ワークの中ではどんどんアイデアを出し、それぞれの発案を発端に皆でアクションに移していくことが求められるのです。

SDGsや街づくりにおいては、「何から始めれば良いんだろう?」と迷ってしまい、なかなか始めの一歩が踏み出せない人もいるはず。そこで、否定されることを恐れずどんどん発想して人に伝え、周囲を巻き込みながら実行に移すインプロの手法が、大きな推進力になるのです。さらに、相手の意見を肯定し実行に移す姿勢を身につけることで、一人ひとりが自由に意見やアイデアを表現できる「心理的安全性の高い街」も実現できます。その環境をつくることで、SDGsのゴール達成と街の成長につなげることが狙いです。

まずは、アヤセ未来会議の参加者内で希望者を募り、インプロの体験会を実施予定。その後、足立区の中で区民の皆さんが体験できる場を設けていきます。心理的安全性を土台に、どんどんチャレンジできる街へ。その先に目指すのは、個人の自由な表現によってカラフルに彩られていく、文化と芸術の街です。インプロ部のチャレンジは、まだ始まったばかりです。

関連するSDGsゴール

目標4
目標17

Words for the Next!

未来の足立を見据える「綾瀬インプロ部」の皆さんの語録

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くぼさん

國嶋さんは、なぜアヤセ未来会議に参加されたのですか?

國嶋さん

そうですね……私自身、引っ越してきてまだ2年で、地域のことを知りたいなと思って参加しました。同時に、足立区に昔から住んでいる地域の人ともっとつながりを持ちたいと思ったんです。

橋本さん

確かに、足立区の地元の人と、区外から越してきた人との交流は必要ですよね。そこにもインプロのワークショップが使えるのではないでしょうか?子どもからお年寄りまで、多世代を巻き込んだイベントも、新しい発想が出て面白そうです。

くぼさん

名案ですね。足立区にはとにかく地元愛が熱い人が多いので、より良い街づくりのために参加してくれる人も多いと思います。活発にアイデアを出し合い、どんどん新しいことをやっていきたいですよね。「足立区、なんか色々やってて楽しそう」と思われる街にしたいんです。

國嶋さん

同感です!実は、足立区には「治安が悪い」イメージを持っていたのですが、引っ越してきてそんなことは全くありませんでした。むしろとても住みやすくて。インプロの活動を通じて、自分自身も持っていた“世間の誤解”を解きたいです。
 

橋本さん

インプロの活動を通じて、街のリブランディングにチャレンジしたいですね。目指すモデルとするのは、ニューヨーク・ブルックリンのような「アートの街」。一人ひとりがのびのびと自己表現でき、街に彩りをもたらす……そんな足立区を目指していきましょう。