足立区の未来
向けたアクション

小さな一歩の積み重ねで、
足立区の未来がつくられています。

2023.03.23
レポート

人と街の魅力を、日々の「散歩」で知ってほしい。あやせ街歩きマップ制作プロジェクト

1月28日土曜日の午後、第4回アヤセ未来会議が開催されました。さまざまなアイデアが飛び交う中、チーム「あやせ街歩きマップ」では「ウォーカブルな街づくり」に向けた検討が始まっていました。ニューヨークやロンドンでも取り入れられ、世界的にも注目が集まる「人中心」の街づくり。そのあり方を綾瀬に落とし込む、取り組みの一部をご紹介します。

PROFILE

あやせ街歩きマップチーム[あだち✕SDGsパートナー]

メンバーは足立区で生まれ育った星野さんと、2年前から足立区に住み始めた高木さん。星野さんはお子さんとの散歩で、そして高木さんは愛犬の散歩で、綾瀬の街を歩くそうです。綾瀬散策の魅力を広めるべく、結成されたチームです。

星野巨衣さん
実家はドイツワイン輸入店
高木健さん
2年ほど前から足立区へ

あやせ街歩きマップチーム[あだち✕SDGsパートナー]

「日々の散歩で、綾瀬の人と街の“温かさ”を知ってほしい!」

綾瀬を歩き、足立区を想う星野さんと高木さんが共通して持っている願いは、この一言につきるでしょう。そこで二人が提案するのが、散歩で立ち寄れるお店や、そこに待つ人を紹介する「あやせ街歩きマップ」の制作です。

星野さんも高木さんも、散歩を通じて綾瀬に住まう人々の温かみに触れたそう。「可愛い赤ちゃんですね」の声かけや、飼い主同士の「こんにちは」の挨拶によって、だんだんと顔見知りが増えていきました。

持続可能な社会づくりの基盤となるのが、住みつづけられる街づくり。世界中で議論が飛び交う昨今、その実現に向けた施策の一つとして「ウォーカブルな街」が注目されています。車や自転車ではなく「人」中心の街になることで、行きかう人と人のあいだに会話が生まれ、そのつながりの連鎖が強固な街の基盤を作りだします。

第4回アヤセ未来会議のグループワークではさっそく、「あやせ街歩きマップ」の制作に向けた深掘りが行われました。「マップ」と聞くとつい紙の地図を思い浮かべますが、二人が検討しているのは“未来”を見据えたデジタル版。インスタグラムへの投稿で、綾瀬の魅力的なお店を「#ペット可」や「#ベビーカー可」などのハッシュタグを活用しながら紹介します。子育て中の人、ペット連れの人、車いすの人……街に訪れる人の多種多様な目的に応じて、すべての人の「知りたい」ニーズに応えられるよう、創意工夫を重ねます。

情報発信によって、ウォーカブルな街・綾瀬を目指す「あやせ街歩きマップ」の取り組み。地域のつながりを創り出すとともに、歩くことで心身の健康づくりにもつながるプロジェクトが始まろうとしています。

関連するSDGsゴール

目標3
目標11

Words for the Next!

未来の足立を見据える「あやせ街歩きマップチーム」の皆さんの語録

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星野さん

社会人になってからしばらくは足立区外に住んでおり、子育てを機に戻ってきました。帰ってきて足立区、特に綾瀬は子育て世代が暮らしやすい街だなと感じました。東綾瀬公園をはじめ、大小さまざまな公園がたくさんあるのが魅力ですね。

高木さん

同感です。私は愛犬の散歩のしやすさが引っ越しの決め手でした。また、通りすがりの方がフレンドリーに接してくれるので嬉しいですね。星野さんも、ご経験があるのではないでしょうか?

星野さん

はい、ベビーカーで歩いていると、優しく温かいお声がけをもらいます。別の区ではベビーカーの入店を断られたこともありましたが、足立区では今のところ、ほとんどありません。

高木さん

そうですか! やはり本当に温かい区なのですね。私自身は2年前に引っ越してきましたが、すぐになじむことができました。区民の皆さんの包容力のおかげだと感じています。

星野さん

そうなんです。一方で、治安に対するマイナスイメージが残るのも事実。マップを見て、新たに綾瀬の魅力的なお店やスポットを知って楽しく散歩してもらえたら……。おいしいお店や、素敵な人が営んでいるお店がたくさんあるのに、なかなか知られていないのが惜しいところです。

高木さん

本当にそうですよね。寄り道スポットが多く、愛犬だけではなく私自身も日々楽しく歩いています。インスタグラムでの発信を通じて、足立区の街と人の魅力を伝えていきたいですね。