足立区の未来
向けたアクション

日常をさらに豊かにするための工夫を、
SDGsと絡めながらご紹介します。

2024.03.14
コラム

新しい趣味を探している方へ「農業」チャレンジしてみませんか?

 
春といえば何か新しいことを始めるのにピッタリな季節。もし、何を始めるのか迷っているのであれば足立区で農業を始めてみませんか。春の暖かな日差しの下で取り組む、のびのびと身体を動かすアイデアをご紹介します!

【1】農業を始めてみませんか? 初心者も大歓迎! 足立区での農業ライフ



 スーパーに並んでいる色とりどりの野菜。もしもこれらを自分の手で育てることができたら、野菜がもっとおいしく感じられると思いませんか?そこでおすすめしたいのが足立区で始める農業です。手塩にかけて育てたフレッシュな野菜は自身の健康増進や子どもの食育にもピッタリですし、余った野菜を知り合いにおすそ分けすれば新たなコミュニケーションのきっかけにもなります。さらに、青空の下で身体を動かすことでストレス解消効果も期待できますよ。

 たくさんのメリットがある農業ですが、初心者の方は何から始めればよいか迷ってしまいますよね。そんな時は「足立農すくーる」に参加してみましょう!幅広い年齢層を対象に開かれているこの取り組みでは、農家の方から丁寧なレクチャーを受けながら農業を楽しむことができます。春から夏にはトマトやキュウリが、秋から冬には里芋や大根が収穫でき、1年を通じて様々な種類の野菜を育てることができるのも大きな魅力。必要な土地や農具、さらには野菜の種などもすべて用意してくれるので、誰でも気軽に農業にチャレンジすることができますよ。

 少し農業に慣れてきたという方は、今度は区民農園を借りて自分の好きな野菜を自由に育ててみましょう!世帯利用であれば15平方メートルまで、10世帯以上で構成する団体であれば100平方メートルまで土地を使用することができるので、目的に応じた規模で農業を行うことができます。区内13ヶ所で農園の貸し出しを行っているので、きっと自宅に近い農園も見つかりますよ。定期的に利用者の募集を行っていますので、ぜひ家族や友人たちと一緒に農業ライフを満喫してくださいね。


【2】足立区は「農業」の街 農産物とともに歩んできた歴史を振り返る



 実は古くから農業が盛んに行われてきた足立区。たくさんの農産物に支えられながら発展してきた足立区の歴史をこの機会に紹介します。意外な史実を知ることで農業への興味が湧き、きっと農業を始めたくなりますよ。

 足立区は江戸時代から1955年頃まで数多くの水田を有しており、東京の米どころとして非常に有名でした。その品質も優れており、足立区域で生産された「渕江米」は江戸時代の米の取引所において、なんと上位3位にランクインされていた記録も残っています。

 足立区が誇るのは米だけではありません。かつての千住河原町には「やっちゃ場」と呼ばれた野菜や果物を取り扱う市場が広がっており、多くの農産物が行き交う土地として非常に栄えていました。都市近郊という立地を生かして、神田・駒込に並ぶ江戸の三大市場に数えられ、幕府御用達の市場としても多くの賑わいを見せていたと言われています。このように、足立区は今日に至るまで、農業とともに歩んできたのです。

 住宅の増加や道路の開発に伴って田畑の数は減ってしまいましたが、令和2年の足立区の農業分野の売り上げは約7億円を記録しており、今でも足立区を支える主要な産業の一つです。先人の足跡をたどりながら、あなたも足立区の農業の歴史の1ページを刻んでみませんか。


【3】集え!未来の農業の担い手 自分にも、街にも優しいボランティアのすすめ



 新たな趣味として始める農業の魅力を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。農業が盛んになれば田畑が増え、空気の浄化や土砂崩れの防止など、街にとっての良い影響も期待できます。趣味として楽しめるだけでなく、社会的にもメリットが大きいのです。

 その一方で、農業に関心を抱く人が少なくなっていることが大きな課題となっています。農林水産省が令和4年に発表した「新規就農者調査結果」では、年々深刻化する農業人口の減少や高齢化が報告されており、若い世代の協力が必要とされているのです。

 そこで足立区では、さきほどご紹介した農すくーるや区民農園の貸し出しだけでなく、農業ボランティアの募集を行っています。農業の担い手不足となった農家の支援を目的として始まったこの取り組み。収穫作業をはじめとした農家のお手伝いを通じて、次の世代に農業の継承を行っています。野菜育成の専門技術を学べるだけでなく、農家の方と繋がることで新たなコミュニティも形成できるので、農家、参加者ともに嬉しい内容です。毎年4月の「あだち広報」にて希望者募集の告知が行われますので、ぜひ確認してみてくださいね。
 
 足立区内の田畑を守り、住みやすい街を作っていくことはSDGsゴール11「住み続けられるまちづくりを」の達成にも繋がりますし、土と触れ合う経験はゴール15「陸の豊かさもまもろう」にも繋がります。また、地元で取れた新鮮な野菜を食べることでゴール3「すべての人に健康と福祉を」に貢献できます。何か新しいことにチャレンジしたくなる新年度、ぜひ農業を始めてみてはいかがでしょうか。

<参考>    
足立区「足立農すくーる(農業体験型農園)」
足立区「区民農園の貸し出しについて」
足立区「I 農業産出額(令.2) 植木・緑肥作物を除く」
足立区「農村時代の足立」
足立区「千住青物市場『やっちゃ場』」
農林水産省「令和4年新規就農者調査結果」
足立区「農業ボランティア制度」
足立区「あだち広報」

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